近年企業が求める人材の条件に「留学経験がある」という項目が際立ち始めました。
現在のグローバル社会に通用する広い視野を持った人材が求められているということになります。
多くの大学ではまだ学生に留学を義務付けるまではいかないものの、積極的に説明会を行ったりアナウンスを出したりと、海外に出てみたい学生にとってとても良い雰囲気だと言えるでしょう。
一方このような学生の障害となるのはやはり資金の問題であり、自費負担で海外に出ることは一般の大学生には厳しいのが現状です。
そこで手を差し伸べてくれるのが多くの大学に設置されている留学支援施設です。
そこでは、学生に合わせて様々な種類の奨学金を紹介してくれる他、一人ひとりの要望に沿った渡航プランを一緒に考えてくれるアドバイザーがいます。
留学は初めてだという学生が多い中アドバイザーの存在は大きな助けとなることでしょう。
大学での成績は関係するものの、奨学金を使うことで自分の負担をグッと抑えたうえで海外に行くことができるはずです。
もしあなたが海外に出て様々な経験をしてみたいと思っているのなら、ぜひ一度これらの施設に足を運んでみてはいかがでしょうか。
留学によって得るものは大きく、人生における貴重な体験といえます。
吸収力の大きい若い時期に、留学によって異文化コミュニケーションや語学力などを習得するのは、今後の人間形成に大きな意味をもつものです。
しかしながら、期間が長くなるにつれて、留学には莫大な費用がかかり、家庭の事情などで行きたいと思ってもなかなか行けるものではありません。
そのような時にたよりになるのは、奨学金の制度です。
奨学金には、給付型と貸与型がありますが、昨今では給付型は少なく、競争率が激しいので、大半が貸与型となります。
貸与型は留学する時にはチャンスを生かすことができてありがたいのですが、将来にわたって長い年月をかけて借りた奨学金を返していかなくてはなりません。
ちゃんとした就職ができるという保証もないのに、大丈夫なのだろうかと不安になるかもしれませんが、ここは、思い切って前に進むしかありません。
なぜなら、限られたチャンスをものにできるかどうかは、その後の人生を大きく左右することになるからです。
自分への先行投資が、後から必ず役に立ってくることを信じて、大きな一歩を踏み出してほしいものです。
2021/2/3 更新